小物製作

お仕事通信『お客様のご要望に応えて・・』

マスクも文化のようになってきている

コロナ騒動から早半年になろうとしています。

マスクもすでに様々な場所で販売され、デザインも素材もだんだん凝ったものが増えてきました。アトリエではオリジナルのプリーツマスクを販売していますが、今回はお客様のご要望にお応えして立体マスクを制作しました。

マスクのオーダーの理由も様々で・夏場は汗をかくので枚数が必要になる・他にはないオリジナティー溢れるものを使いたい・お世話になっている方々にお配りしたい・・等々

一度の御依頼も10枚20枚とまとまった数になってきています。

原アトリエでは、お客様がお持ちになった和てぬぐいをマスクにして欲しいとのご依頼を承りました。手ぬぐいはほぼ統一された大きさの規格です。一枚の手ぬぐいからは2つのマスクを作るのが精一杯!ひとつひとつ図柄の配置を考えての裁断は案外時間が必要です。出来る限り、その手ぬぐいのポイントになっている柄を生かしながら制作しました。それぞれ、とても個性的ですが、素材そのものは晒なので通気性がよく夏場には特に重宝されると思います。厚手の晒を中に一枚入れてマスクの形状を保つ工夫を凝らしています。正にどこにもない逸品!

荒戸アトリエの方では、パッチワークマスクの御依頼を承りました。お客様自身はプリーツマスクの着け心地や利便性を気に入って頂いているようですが、パッチワークとなると縫い目が重なるのでプリーツを折ることが難しい。なので今回は立体マスクでご対応させて頂きました。

ある程度の色目だけ決めて頂いて、数色の無地とチェックの生地でバランスを考えて制作しました。配色って本当に合わせ方ひとつで雰囲気が変わります。お客様をイメージしながら何度も調整して仕上げました。4色使い、5色使いの他にもっとパッチの小さい多色使いをとのご要望でした。無地メインや柄メイン・・・配色には結構な時間が掛かります。オリジナリティー溢れるマスクになったのではないかな?と思っています。こちらはゴムも「できれば白一色じゃないものを!」とご希望されたので、材料屋さんを回って探し何とかご希望に添える色入りのゴムが調達できました。正直、ほっとした次第です。裏面は肌触りの良さと通気性を考えてガーゼ素材を用いてみました。見た目よりも肌に触れる面はソフトになるように仕上げています。

 

まだまだ、マスクが必要な世の中です。今は街を歩ていても皆さん着用してあります。すっかり受け入れて逆に楽しんで、しだいに文化のようになっていくのは、この国の強みなのかもしれません。「こんなカンジのマスクが欲しいな~」なんて思ったら、一度ご相談ください。出来る限りご要望にお応えしていく所存です。

よろしくお願いいたします。