ボタンが気になったら即、付け直しましょう!
近頃、ボタンの付け直しのご依頼が増えています。
海外生産が主流となり機械付けが一般的になり、ボタンの取り付けがあまいものが多いように感じます。また、日常良くお召しになるジャケットやシャツなどは、掛け外す度に、やはり留め糸が緩んできます。そんな時は、ボタンを無くさないように袋に入れたりして早急にお持ち下さい。
特にインポートのボタンは、ロゴ入りのものが多く、代替が調達できません。色目もブランド独特だったりするので、雰囲気を合せるだけでも難しいことがあります。ボタンの側面のロゴは気が付かない場合もありますので、一度ご自身でご確認下さい。有名ブランドの品物は、ほどんどオリジナルのロゴ入りボタンだと思って頂いてもいいとさえ思います。
他に御注意頂きたいのが、包みボタンです。
製品と共生地を使って、型に入れ圧縮して作ります。場合によっては圧縮があまくてボタンが壊れることがあったり、素材がフェイクレザーだったりすると表面が剥げてきたりします。クリーニングに出される時は、一言お伝えください。アルミホイル等でボタンを包んでクリーニングをお願いすると、多少ボタンが長持ちすると思います。
また、婦人用のエレガンスな石付きボタンも同様です。場合によっては枠に石を糊付けしてあるものがあります。石が取れてしまったら、箇所によっては全てのボタンを取替えなくては着られなくなります。ボタンのお値段も年々高騰しています。特にインポートのボタンは数が増えれば、かなりの金額になると思います。クリーニングに出される時は、包みボタン同様、アルミホイルで包む等の配慮をお願いされてください。
ボタンはお洋服の最後の決め手です。面倒かもしれませんが、気になったら出来るだけ早めに付け直しをご依頼下さい。また、「気が付かないうちにボタンが取れてしまった」ということもあります。衣替えの際に、確認して頂きその時点で対処すれば、次に安心して着用して頂けます。是非、チェックしてみてくださいね。